category: ラジコン空物
DATE : 2007/09/24 (Mon)
DATE : 2007/09/24 (Mon)
最初は、小さな電流設定で様子を見ながら徐々に電流値を上げて行き、ニッカドの受け入れ体制ができた段階ではニッカド容量の6~8倍の電流値(ニッカドの種類やその日の気温によって一定ではない)でガンガン充電します。そして、充電終了間際にはニッカドに不要な負担を与えないように、電流値を下げてオートカットするのを待ちます。ニッカドの性能低下が原因でフライト性能が極端に悪くなってしまうということが良くあります。原因の大半はニッカドの取扱方法のミスによるものなのですが、放電作業の重要性があまり認識されていないため、このようなケースが良く発生するわけです。
放電は、ニッカドの性能維持に不可欠な作業です。この作業を省略した場合、いくら高性能の充電器を使用していたとしても、パワー,フライト時間とも目に見えて落ちてきます。放電しすぎると、かえってニッカドにダメージを与えてしまう(オート・カット方式放電器以外の手段で放電作業を行った場合等)ということも、また知っておく必要があります。着陸後、ニッカドを放電する目的で、モーターを回しながらピットに戻ってくるという光景を良く見かけますが、絶対にマネをしないようにして下さい。過放電により、ニッカドに決定的なダメージを与える恐れがありますし、またモーターにも良くありません。一般的に、ブラシレスモーターはブラシモーターよりも 10%程度効率が良いとされていますので、両者を同じ負荷設定(同じ電流設定にした場合という意味で、同じプロペラ、ギヤ比で使用するということではありません)で飛行させた場合、飛びは良くなりますが、劇的に向上するという印象ではありません。
それでは、なぜブラシレスモーターでよりパワフルなフライトを実現することができるのでしょうか? それは、ブラシレスモーターとブラシモーターの限界と使い方の違いによるものなのです。両者はプロペラやギヤ比の選択等、基本的な使い方は全く変わらないのですが、一つ異なる点はブラシがあるかないか、ということです。当たり前の話しなのですが、ここが重要です。個々のモーターには使用可能な限界電圧、限界電流 というものがあるわけですが、ブラシモーターはブラシの耐えられる限界という要素があります。ブラシモーターは連続運転可能な一定の電流を越えますとブラシが痛んで劣化し、即座に性能低下を引き起こします。一方ブラシレスモーターはブラシが痛むことはありませんから、その使用限界は磁石の劣化が始まる発熱温度に依存していると言えます。
いずれのモーターでも、パワーアップを図るには、負荷を大きく(大きいプロペラを付けたり、ギヤ比を小さくしたり)して消費電流を大きくしなければなりません。この際、ブラシモーターの場合はブラシの使用限界を超えるわけにはいきませんので、あくまでもその範囲で、という設定になるわけですが、ブラシレスモーターの場合は使用可能な温度範囲でいろいろな設定ができるわけです。その範囲というのは飛ばし方によって差がでてくるのですが、例えば通常はスロットルを絞って飛行させ、垂直上昇させるときのみフルパワーで、というような飛ばし方や、モーターグライダーのように「上昇時の短時間のみのモーターラン・・・」という場合は、その時間内に限界温度に達しなければOKという使い方ができるわけで、同じクラスのブラシモーターよりも負荷を大きく設定できることになるわけです。
ブラシレスモーターというのは「パワーが出るモーターというよりも、パワーが出せるセッティングができるモーターである」と考えるのが正しいということになるかと思います。パワーが出ている分消費電流は大きくなりますから、飛行時間(モーターラン時間)は当然短くなる、ということになります。ホバリングの回転が高すぎるときは、スロットルカーブを下げてピッチカーブをあげます。ホバリングする時のスティックの位置が高すぎるときは、ピッチカーブとスロットルカーブの両方を上げてやります。これらの操作は、ホバリングスロットルとホバリングピッチのつまみでやってもかまいませんが、センターから大きくずれるときはカーブを変えるかリンケージを疑った方が良い。スロットルスティックがセンターの時に程良い回転でホバリングするようになるまで、しつこく調整します。
リンケージが正しければスロットルは45%から55%位の間で、ピッチは60%から70%の間でホバリングするはずです。ラジコンヘリの調整はすごく難しいですし、調整のこつを簡単に書いた本も有りません。ああしろこうしろとは書いてあっても、何故そうするのかは書いて有りません。疑問を持ってはいけないような書き方になっています。それで飛ぶヘリは出来るかも知れませんが技術的には進歩しないですよね。ではどうすればいいかというと、はじめはベテランの人に聞いて調整してもらうしか解決の道はないでしょう。
放電は、ニッカドの性能維持に不可欠な作業です。この作業を省略した場合、いくら高性能の充電器を使用していたとしても、パワー,フライト時間とも目に見えて落ちてきます。放電しすぎると、かえってニッカドにダメージを与えてしまう(オート・カット方式放電器以外の手段で放電作業を行った場合等)ということも、また知っておく必要があります。着陸後、ニッカドを放電する目的で、モーターを回しながらピットに戻ってくるという光景を良く見かけますが、絶対にマネをしないようにして下さい。過放電により、ニッカドに決定的なダメージを与える恐れがありますし、またモーターにも良くありません。一般的に、ブラシレスモーターはブラシモーターよりも 10%程度効率が良いとされていますので、両者を同じ負荷設定(同じ電流設定にした場合という意味で、同じプロペラ、ギヤ比で使用するということではありません)で飛行させた場合、飛びは良くなりますが、劇的に向上するという印象ではありません。
それでは、なぜブラシレスモーターでよりパワフルなフライトを実現することができるのでしょうか? それは、ブラシレスモーターとブラシモーターの限界と使い方の違いによるものなのです。両者はプロペラやギヤ比の選択等、基本的な使い方は全く変わらないのですが、一つ異なる点はブラシがあるかないか、ということです。当たり前の話しなのですが、ここが重要です。個々のモーターには使用可能な限界電圧、限界電流 というものがあるわけですが、ブラシモーターはブラシの耐えられる限界という要素があります。ブラシモーターは連続運転可能な一定の電流を越えますとブラシが痛んで劣化し、即座に性能低下を引き起こします。一方ブラシレスモーターはブラシが痛むことはありませんから、その使用限界は磁石の劣化が始まる発熱温度に依存していると言えます。
いずれのモーターでも、パワーアップを図るには、負荷を大きく(大きいプロペラを付けたり、ギヤ比を小さくしたり)して消費電流を大きくしなければなりません。この際、ブラシモーターの場合はブラシの使用限界を超えるわけにはいきませんので、あくまでもその範囲で、という設定になるわけですが、ブラシレスモーターの場合は使用可能な温度範囲でいろいろな設定ができるわけです。その範囲というのは飛ばし方によって差がでてくるのですが、例えば通常はスロットルを絞って飛行させ、垂直上昇させるときのみフルパワーで、というような飛ばし方や、モーターグライダーのように「上昇時の短時間のみのモーターラン・・・」という場合は、その時間内に限界温度に達しなければOKという使い方ができるわけで、同じクラスのブラシモーターよりも負荷を大きく設定できることになるわけです。
ブラシレスモーターというのは「パワーが出るモーターというよりも、パワーが出せるセッティングができるモーターである」と考えるのが正しいということになるかと思います。パワーが出ている分消費電流は大きくなりますから、飛行時間(モーターラン時間)は当然短くなる、ということになります。ホバリングの回転が高すぎるときは、スロットルカーブを下げてピッチカーブをあげます。ホバリングする時のスティックの位置が高すぎるときは、ピッチカーブとスロットルカーブの両方を上げてやります。これらの操作は、ホバリングスロットルとホバリングピッチのつまみでやってもかまいませんが、センターから大きくずれるときはカーブを変えるかリンケージを疑った方が良い。スロットルスティックがセンターの時に程良い回転でホバリングするようになるまで、しつこく調整します。
リンケージが正しければスロットルは45%から55%位の間で、ピッチは60%から70%の間でホバリングするはずです。ラジコンヘリの調整はすごく難しいですし、調整のこつを簡単に書いた本も有りません。ああしろこうしろとは書いてあっても、何故そうするのかは書いて有りません。疑問を持ってはいけないような書き方になっています。それで飛ぶヘリは出来るかも知れませんが技術的には進歩しないですよね。ではどうすればいいかというと、はじめはベテランの人に聞いて調整してもらうしか解決の道はないでしょう。
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